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『愛を読むひと』["The reader"] 


2009.06.22(Mon)

reader
優れた映画とは実に多くのことを我々に語りかけてくれるものである。そしてまた極めて映画論的でもある。それは映画が人の生を映し出す鏡のようなものであり、人の仕草や営みを正確に描写することが出来たなら、実際の人生にも増してその豊かさを抽出することが出来る芸術だからである。ハンナの一生も不運ではあったとしてもなんと豊かなものであっただろうか。そして人の生はどのような形であれ他者との関係性によってに育まれていくものである。
ベストセラー「朗読者」の映画化なので些か構えて映画館に赴いたのだがそれは杞憂であった。スティーヴン・ダルドリー監督の演出の確かさ、ケイト・ウインスレットをはじめレイフ・ファインズやブルーノ・ガンツといった演技陣の巧みさ、クリス・メンゲスとロジャー・ディーキンスの撮影(当初ハンナ役に予定されていたニコール・キッドマンの降板によってスケジュールが大幅に狂ってメンゲスの後をディーキンスが引き継いだらしい)の美しさ、どれをとっても一級品であった。
取り分けウィンスレットの演技は素晴らしい。その繊細な仕草ひとつひとつが複雑な感情を見事に表現していた。
ハンナとマイケルが過ごす部屋の温かな色調、法廷での硬質な光、アウシュビッツの寒々とした空気感、独房のニュートラルさなどなど、場面場面での的確な色調・画調を選びながら全体として調和のとれた撮影は二人のベテランの成せる技だろう。
ダルドリー監督は前二作に続いてまたもや私の心を捕らえた。何より無駄なカットがどこにも無い。

category: 映画のはなし About Movies

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コメント

けいすけです!
けいすけです!(爆!!
はじめまして!(核爆弾!

この映画は読書好きな僕にも興味津々でした。
まだ観ていませんが、貴殿が絶賛なので妙に嬉しいです。

最近 映画が復興していると思います。@日本で
僕の青春時代は邦画が元気無い時代でした。
20年後の今、邦画が元気です。

この「愛を読むひと」は洋画ですが、
邦画っぽい雰囲気ですね。

Goodな映画を創りましょう!
近いうちに 僕が原作を書きます。
そしたら、映画にしてくださいね!
近いうちに!
【2009/06/25 23:51】
URL | けいすけ #Rpr2mVu. *編集*

けいすけさん。初めまして。
拙ブログにようこそ。

けいすけさんの原作、期待せずに待っています(笑)
【2009/06/28 00:13】
URL | sumio #- *編集*

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