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映画は映画館で。[It is necessary to see the movie in the movie theater. ] 


2009.05.28(Thu)

映画を映画館で観る者の方が今や少数派であるということは重々分かっているが、それでも私は尚、映画は映画館で観なければそれを観たことにはならないと頑なに信じている。何故なら当たり前のことだが映画は映画館で観る方が圧倒的に美しい。制作者の目指したところをそれに則した形で観られるのも映画館である。それは制作者に対する礼儀でもあると思うのだ。一編の作品を始まりから終わりまで集中して観られる環境は(私の場合、)映画館をおいて他には無い。
さらには新しい作品に真っ先に出会えるのも映画館ならではであった。わざわざ、であった、と記したのは、CATVの大手がワーナーと組んで、映画を劇場公開終了直後に有料配信するサービスを始めるというニュースが流れてきたからである。辛うじて二番館の役割であったことも、このサービス開始によって、完全に家庭のモニターに代わってしまうのである。DVDレンタルが頭打ちであることから考え出されたシステムだそうだが、果たしてそれが良いことなのか、私は疑問を持たざるを得ない。
かつて映画のTV放映は何年か経たなければ許されていなかったが、現在では一年経てば放映できるようになっている。DVDも同様である。これによって映画館入場者は減少したはずである。今度はついこの間まで劇場公開していたのではなかったかと思われる作品が一年を経たずしてTVやDVDで観られるのだ。今のところは一社だけだがすぐに同様のサービスは広まって行くだろう。映画に興味を持ってもらうという意味ではマイナスな側面ばかりとは言い切れないが、長い眼で見れば、ますます映画館に足を運ぶ人は減少する。集客能力を持たない映画館はあっという間に淘汰され、映画館で観られる作品も限られたものになる。
映画という文化に関わる者として守るべきは映画は映画館で観せるという基本的なことでは無いだろうか?今回のCATVとワーナーの合意はおそらく自分で自分たちの首を絞めることになる。それはいわば晴れ舞台であるはずの映画館の減少を加速させることにつながる。映画館で観せるという行為は観客に全神経を集中して作品と向き合うことを要請することであり、そのことが長く観られて尚飽きない映画を生み出してきた原動力のひとつであったと思う。主に観られる環境がTVモニターであるならそれを意識した作り方になってしまうのは止むを得ない。現在でも大方の傾向はそのようになりつつあるが、益々映画は制作/鑑賞するというよりは生産/消費するという言い方がふさわしくなる。かくして短いスパンでしか物事を考えられない環境は強固になる。観客の作品を鑑賞する能力が退行すれば、やがて作品の水準も低下してしまうだろう。

文化を守り育てて行く環境は並大抵の覚悟では保ち続けることは出来ない。どこまで踏ん張れるか。目先の利益を追い求めていては、それと引き換えに、大切なものを失って行くだけである。

category: 日々是好日 Days

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