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『スラムドッグ$ミリオネア』["Slumdog Millionaire"] 


2009.05.24(Sun)

スラムドッグ
インドの重い現実を背景に描かれた良質のエンターテイメント。それ以上でもそれ以下でもなく、最後はマサラムービーのお定まりで幕を閉じる。アカデミー賞に値するかは些か疑問だが、インドで制作された作品がこうして注目を浴びることは決して悪いことではない。何より作品自体に力があるのが好い。非常によく練られた脚本で、警察署内でビデオを見ながら過去の出来事を告白して行く二重三重の展開が巧みである。ジャマール(デーヴ・バテル)がラティカ(フリーダ・ビント)を愛するに至った心の内がよく解らないのが難点と言えば難点か。
疾走感あふれる映像は2Kデジタルカメラで撮られている。コンパクトな設計でスラムのような狭い場所では抜群の威力を見せていた。溢れる人々の間をすり抜けて行く映像などは今のところスチールカメラほどの大きさの SI-2K MINI でしか撮れない。4Kに比べるとやはり解像度の悪さやノイズなどが目立つ荒い画像だが、作品にはマッチしているのでさほど気にはならないはずだ。

category: 映画のはなし About Movies

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コメント


おはようございます。
「スラムドッグ」にしても「チェイサー」にしても、その
映像が見る者の目を惹きつける理由のひとつは、ひとつ
ひとつのカットに含まれる情報量の多さ、だと思います。
カオス的と言うんでしょうか、その雰囲気が、独特な
リアリティーに繋がっていて、実際の街で撮影するメリットの
ひとつはそこにあることを思い出させてくれます。

翻って、日本のCMでは(あるいは映画でも)、必要最小限の
ものしか画面の中に置かない、シンプルなものが少なくありません。
そのミニマリズムが、アートの域に達していればいいのですが、
そうでない場合、リアリティーの欠如した、無味乾燥な世界に
なってしまいがちです。

ゼロから世界観を作る際、様々な要素を、どのように、どれだけ
積み上げて構築していけばいいのか。僕らはそこに腐心しなくては
いけませんね。
【2009/05/26 09:09】
URL | BEN #JalddpaA *編集*

おっしゃるとおりだと思います。
僕の言葉で言うと企みの多い映像です。
ミニマリズムにも企む余地は無限にあります。
ともかく考えられる限りのことをとことん検討するしか無いのではないでしょうか?
【2009/05/26 21:35】
URL | sumio #- *編集*

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