06/ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31./08

スポンサーサイト 


--.--.--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

trackback -- |comment -- | 記事編集

go page top

『チェイサー』["The chaser"] 


2009.05.23(Sat)

チェイサー チェイサー?
連続猟奇殺人事件を題材にした韓国映画といえば『殺人の追憶』が真っ先に浮かぶが、見終わった印象はこちらの方が遥かに重く苦しい。奇しくも『殺人の追憶』が公開された年から翌年にかけて韓国で実際に起きた事件を題材にしたそうだ。・・・理不尽さ、息苦しさ、無念さ、そして怒り。過激な描写を好むのは韓国映画の特徴なのかとも思ったが、これほどまでに執拗であるのは何らかの意図が無ければ出来ることではない。微かな希望さえ打ち砕く絶望的な状況(他国の映画ならおそらくあえて表現しないであろう)を見せるのである。その場面だけモノクロで描かれていたのが観客へのせめてもの配慮なのである。
その疑問は監督のインタビュー記事を読んである程度解けた。ナ・ホンジン監督は怒っていた。他者に対する痛みにとことん鈍感になってしまった今の世界のあり方に対して。だから、母親の死を確信して車の座席で声を上げて泣く少女の声は雨にかき消され、彼女の傍らで運転しながら携帯電話を相手に怒鳴りちらす主人公ジュンホ(キム・ユンソク)の声もまた観客には届かない。
暗く沈んだ画面に奥行きを与えているのはイ・スンジェ。大半が夜のシーンで困難な撮影だったはずだ。坂道の多い夜の町を犯人を追って駆け廻るジュンホの息づかいがこちらにも伝わってくる。シリアルキラー(ハ・ジョンウの演技がまた良い)に怖気を感じ、間抜けな警察組織には歯がゆい思いをする。脚本、編集のリズムは見事で、思い返せば辻褄の合わないところは多々あるが、2時間以上の長尺ながら少しも倦むことは無い。登場する人々のそれぞれの息づかいが痛く響く。

category: 映画のはなし About Movies

trackback(0) | comment(0) | 記事編集

go page top

« 『スラムドッグ$ミリオネア』["Slumdog Millionaire"]  | h o m e |  キャノン5Dの可能性。[Possibility of Canon5D.] »

コメント

go page top

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://cinemato.blog23.fc2.com/tb.php/79-a14b025f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top

FC2 Blog Ranking

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。