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文化の成熟を阻むもの。[What obstructs maturity of culture.] 


2009.05.15(Fri)

コマーシャルをメインフィールドにしているキャメラマンとして、今日発表されたCM総合研究所の調査結果を見過ごすことは出来ない。6割のCMは視聴者の印象にすら残らないという。さらには「名のあるタレントやクリエイターを使えば意識に残るというわけではない。CMと販売には関連性があり、印象に残らないCMは企業に貢献せず、日本経済のロスですらある」という代表者の言葉も載せている。
確かに昨今のCMはタレントの力を頼みにする“企画”ばかりが目立っている。そもそも何故このタレントとこの商品とが結びつくのかと首を傾げることも少なくない。“キャスティング”すらまともに行われていない状況では商品広告として人を惹き付ける力は如何にも弱い。それに関して反論の余地はない。業界の内側にいる者として忸怩たる思いである。
かつて日本のCMは情緒的で駄目だと言われ、アメリカナイズされた実証CMの方が効果的だと言われ、いつの間にかマーケティングなるものが幅を利かせるようになって来た。バブルがはじけて以降は効率追求の姿勢はさらに拍車を掛けている。それがクリエィティブの豊かな発想を妨げている。効率の名の下に表現はやせ細っている。それでも4割もの作品は何らかの形で消費者に届いているのである。私に言わせれば、今のようなクリエイター受難の時代にあってはそれこそ驚くべき確率である。立派なものではないだろうか?イチローだって4割は打てない。
年間に1万本以上のCMが作られているのであれば、高々3000人程度のサンプリングで何が判るのだろうか?そもそも心に残るものとは数値では到底計り切れないものである。印象に残るかどうかとてそれが豊かであるかどうかの尺度の一つにすぎない。「日本経済のロスである」と言い切る発想そのものがCMの面白さを、ひいては文化が成熟に向かうことを阻む要因なのである。

category: CMのはなし About C.M.

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