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『TORSOトルソ』["Torso"] 


2009.04.27(Mon)

久しぶりに足を運んだ富士フィルム研究試写会は山崎裕キャメラマンによる初監督作品。自分も演出を手がけ始めたせいか、キャメラマンの演出作品は気になるところである。巨匠=木村大作氏の監督作品も公開を控えているし、キャメラマン側からの視点によって捉えられた作品は今後増えていくような気がする。山崎氏といえば、是枝裕和監督 、河瀬直美監督の作品や、近いところでは『俺たちに明日はないっス』での手持ちによるリアルな映像を思い浮かべる。元々ドキュメンタリーを多く手がけて来た人だけに、名機16mmアートンを駆使した手持ち撮影は安定感がある。本作でもほぼ手持ちで撮られていて、逆にフィックスで撮影された場面に違和感を感じてしまうほどである。スーパー16を35mmにブローアップした画は少しだけ粗めの粒子感が心地好い。
ほぼ姉妹二人で進行する話はよく練られており、二人の決意と旅立ちが嫌味無くさらりと語られていて好感を持った。台詞が自然にきこえるのは二人の女優(渡辺真起子/安藤サクラ)の巧さだけではないように思う。ほぼノーライトで撮られている画は役者の生理すら残酷に映し出す。ドキュメンタリーキャメラマンとしてキャリアを積んだ山崎氏だから出来た事だろう。女性の複雑な内面を覗き見ている感覚を覚えた。男性が出てくる場面になると急に気恥ずかしさが出てしまうのも、キャメラマン本人の生な感覚が出ているようで、面白いと言えば面白い。
夜、姉の部屋のベッド上で交わされる姉妹の会話シーン。姉が妹の話を遮るようにランプを消すと一瞬何も写らなくなる。フィルムの粒子しか見えない闇。普通ならギリギリ何かが見えるような露出点を選ぶが、山崎氏はそれをしない。ガサゴソと体を動かす音だけが聞こえる。その時点で我々観客は再び明かりが点くことを知る。いつ明かりが点されるかを知らないだけ。おそらくそれが映画の面白さなのだ。公開は今夏の予定だそうだ。

category: 映画のはなし About Movies

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