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忖度 "To take a guess"【No.224】 


2013.08.20(Tue)

 【広辞苑】他人の心中をおしはかること。推察。
 如何にも日本的な、なんとも美しい響きを持った言葉である。有史以前から狭い国土に単一の民族が暮らしている国、日本。そこで長い時間をかけて形成されて来た文化・風習は他国とは一線を画しているように思える。他人を押しのけてまでも自分を有利な立場に就けようとする利己主義は日本人が最も嫌うことであったはずだ。それが美徳となる時もあればそうならない時もあるが、国民性として、あくまでも他者との関係性を重視する。社会が人と人との関係性に依っている限り、それは必要なことだと思う。
 忖度はしっかりとした見識を持つ個人や集団が他を思い遣る行為である。また個人や集団に精神的な余裕がなければ成り立たないことでもある。見識や哲学を持たない者のそれはまったくの別ものである。それは即ち「顔色を窺う」ということである。一部の者の妥当性なき意見にトラブルを恐れて従う小役人や企業、政治家とは如何なる席でも同席しないという最低限のルールさえなし崩しにする新聞社、有力者の抗議を恐れて言論を封じ込める出版社、スポンサーの意を必要以上に汲んで真実を曲げ偏った報道をするTV局・・・権力者の「顔色を窺い」彼らに「媚を売る」臆病者を列挙するに暇はない。そんな者に限って、涼しい顔をして、その恥ずべき行為を忖度などと言い繕う。だから繰り返して言う。我が身可愛さのあまり、他者に迎合することを忖度とは言わない。
 心地よい言葉の響きに惑わされて本来の意味を見失ってはいないか。雰囲気だけで大事なことを決めてはいないか。議論を煩わしいこととして避けていないか。いずれにせよ、言い換えられた耳障りの好い言葉の裏には絶対に何か好からぬことが隠されていると思った方がいい。言葉を厳密に使うこと。我々がまず始めなければいけないのはそんなことからなのかもしれない。もう遅いかもしれぬが。

category: 日々是好日 Days

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