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『終戦のエンペラー』"Emperor" 【No.221】 


2013.08.16(Fri)

終戦のエンペラー/夏八木終戦のエンペラー/火野
 ひと頃は、8月になると東宝や東映といった映画会社が挙って戦争映画をリリースしていたのを思い出す。最近はそのような企画にお目にかかることはついぞない。かつては『大日本帝国』『海ゆかば』『日本の一番長い日』『軍閥』などといった硬派な戦争映画が観客を集めたこともあったのだ。残念ながら、それを観て戦争の愚かしさを再確認するというような事はなかった。けれど、大方の作品は、多視点によるダイナミックな物語展開で、それはそれで僕の好奇心を十分に満たしてくれるものだった。
 本作はハリウッド映画ではあるものの日本人プロデューサーふたりが関わっている。おそらくはそうした映画も観てきたであろうと推測する。そのような日本人の映画体験がどこまで入っているか興味をそそられた。さらには、敗戦後の天皇制解体の危機に際してGHQと日本人はどのような行動を取ったか、国体維持の為に天皇はどのように利用されたか、僕の関心はそこら辺にあったのだが、そうした期待を持つにはやはり無理があったようだ。
 作品の出来としては可もなく不可もなく。史実を追うというよりは、それをベースに新たな話を作ったようで、物語の核を悲恋物語にしたことで、スケールの大きな話になるはずが矮小化されてしまった感がある。日本は、世界からみれば、特異な価値観を持つ国である。当時の日本人が、その価値観をどのようにして米国人に理解させることが出来たのか。非常に面白いテーマだっただけに、史実からの隔たりが裏目に出たように思う。
 日本人俳優はそれぞれ力の入った演技を見せてくれ、その点は満足である。特に、宮内庁次官・関谷貞三郎を演じた夏八木勲と東条英機役の火野正平の存在感は素晴らしいの一言。
 撮影(スチュアート・ドライバーグ=『ピアノ・レッスン』など)に関しては手慣れた印象しか持てなかった。CGに関しても決して好い出来映えとは言えない。
2013年、アメリカ、105分。新宿ピカデリーにて。

category: 映画のはなし About Movies

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