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『欲望のバージニア』"Lawless" 


2013.08.07(Wed)

欲望のバージニア
 1930年代、禁酒法時代を背景にした作品は『ゴッドファーザー』『俺たちに明日はない』『ミラーズクロッシング』など傑作が多い。故に、この時代の話は好物で、それなりに期待はしていた。だが「これは実話に基づいた物語である」といきなりエクスキューズが出てきて、少々不安になった。ご都合主義と思われても仕方がないような展開なので、そうするのは致し方ないことの様にも思える。しかし果たして本当にそうだろうか。
 物語の舞台となるのはバージニア州の片田舎フランクリン。そこで密造酒で商売する無法者三兄弟と新任の“特別”補佐官レイクス(ガイ・ピアース=怪演)との対決が描かれる。三兄弟の末っ子ジャック(シャイア・ラブーフ)の成長物語と思しき描き方の一方で、次男でありながら兄弟のリーダー・フォレスト(トム・ハーディ)とシカゴから流れて来た謎の女性マギーとの恋愛ものの要素もある。結局、物語の軸が見えないまま終盤まで行くので、いまいち乗り切れなかった。原作に引き摺られ、あらゆる要素を詰め込みすぎた脚本の失敗であると思う。うまく料理すれば東映任侠映画のようなカタルシスが引き出されたはずで、その点、残念である。
 中盤での暴力描写はまるで韓国映画かホラーを見ているかのように過剰である。(そう言えば、ヒルビリーホラーなるジャンルもあったっけ。)かと言って、ラストの銃撃戦は意外にあっさりしているので、全体的なバランスを欠いているように思う。デジタルによる映像(Arri Alexaだった)は見慣れたアメリカンルックとは違って、日本人やヨーロッパ人が撮る少し湿ったようなトーンだなと思っていたら、カメラマンはフランス出身のブノワ・ドゥローム(『青いパパイヤの香り』)であった。南部の空気が何とも好い感じで描写されていた。
 拾い物だったのはデルタ・ブルースやカントリーを基調とした音楽。時代のテイストと現代的な要素がうまく解け合っていたように思う。
2012年、アメリカ。116分。新宿バルト9にて。

category: 映画のはなし About Movies

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