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『アウトレイジ』 


2010.06.19(Sat)

アウトレイジ

本作はシネスコサイズで撮影されていたが北野武監督としては初めてのことではなかっただろうか。フレーム比率の違いは演出にも微妙な違いをもたらす。人物のフルサイズや更なる引きを多用する画づくりは影を潜め、いつになく寄りサイズが多い。また北野監督独特の間もあまり見られない。それが原因ではなかろうが、全体的に見ると何か物足りなさが残る。所々で流石と唸らせるシーンはある。ファーストシーンの横移動。それに連なるタイトルバックは洒落ている。クールに見える加瀬亮が唯一暴力をふるうシーンでのサングラスの扱い方。殺したばかりの死体の脇をゆっくりとすり抜ける黒塗りの車・・・。しかし、残念ながら、手放しで傑作とは言いきれないのである。
女優なら娼婦を、男優ならやくざか軍人を演じさせると誰でも名優に成れるそうである。その伝でいくと、出てくる役者がみんな揃って魅力的に見えるのは当たり前と言えば言えるのだろうか。皆が皆そろって、威勢のいいタンカを切り(尤も、大概は極端にボキャブラリーが不足していて、二言目には「何だバカヤロー」であるが)腹に一物を持ちつつ、そこそこユーモラスで、誰もが恰好悪く恰好が好い。出演者全員乗っていた事が見て取れる。適材適所。話も淀みなく進み、暴力シーンは何れも半端でない痛みを感じさせる。だが、唯一の濡れ場でも椎名桔平の背中に、『仁義なき戦い』の「後がないんじゃ 後が・・・」と女に挑みかかる菅原文太のような切迫感を見る事はできない。死を当たり前のように受け入れていく彼らの、締念とも違うこの乾いた感じは何処から来るのだろうか。
短いとも長いとも感じられない109分。このもどかしさ。新宿ミラノにて。

category: 映画のはなし About Movies

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