06/ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31./08

スポンサーサイト 


--.--.--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

trackback -- |comment -- | 記事編集

go page top

転覆顛末。[The story of the turnover.] 


2010.02.07(Sun)

幸いと言おうか、転覆事故が起きたのは本番前日のセッティングチェック時であったから、カメラとギガリンク(とわたしの携帯)は駄目になったが、翌日の撮影までには体制を立て直すことが出来た。だが、もう少し時間的な余裕があればこんなことは起きなかったはずだ。ドラマ・パートの撮影が日中一杯あり、更にナイターもある。地上でのカメラセッティングをわたしがチェック出来なかった。場所の時間的制約もあり、気も急いていた。ドラマの舞台と水上撮影のベースまで離れていて、往復する時間が惜しい状況であった。
二人乗りスピードボートの、前の座席に私とカメラ、後ろの席はパイロットが乗る。以前の撮影で何事もなかったので過信も生まれた。同じセッティングなら問題はなかっただろうが欲が出た。少しでも低く構えたいとの希望を汲んでスタッフがセッティングしてくれたのだが、バランスに対する配慮が疎かになった。何しろ水上を時速7、80kmの猛スピードで進むのである。コーナーを抜ける時に掛かるGは想像以上である。それを知っているのはわたし一人である。更に言えば、当然のことながらカメラの重さは想定されていないからボートは通常よりは沈み込む。いつも通りにはボートを傾けられないのだ。
一度歯車が逆向きに回り始めると、悪い方向に向かって全てが噛み合っていくものだ。準備不足と慢心、このふたつは撮影を危険な行為へと変える最大の要因だろう。リスクを冒さなければ良い画が撮れないような状況というのはどう考えても間違っている。当たり前が当たり前でないことが人を危険に曝すのである。それなりの画が欲しければそれなりの時間と予算はかかる。クライアントにそれを説明するのは我々現場の者の仕事ではないはずだ。いずれにせよ事故は起きてしまった訳で、無事だから良かったものの、一歩間違えば大事故になっていたはずだ。安全を確保する為にどれだけ心を砕いたか、どれだけの時間を割いたか。問われるのは実に簡単な事柄である。それが出来ない状況は何としても直さねばならない。
真冬のプールに投げ出されるという経験は誰にでもある訳ではない。今でこそ貴重な経験をさせてもらったと笑っていられるけれど、考えてみれば本当に命懸けだったのだ。かなり着込んでいたせいだろうか、それとも興奮していたせいだろうか。水が冷たいと感じることもなかった。

category: カメラマンの覚え書き Notes of Cinematographer

trackback(0) | comment(1) | 記事編集

go page top

« もっと怒っていいんだよ。[You may be angry more.]  | h o m e |  健康診断の勧め。[Recommendation of medical examination.] »

コメント

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2010/02/20 23:46】
| # *編集*

go page top

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://cinemato.blog23.fc2.com/tb.php/253-cbc96ebf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top

FC2 Blog Ranking

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。