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ロジャー・ディーキンス氏のインタビュー。[Interview with Roger Deakins.] 


2008.08.30(Sat)

アメリカン・シネマトグラファー誌に私の大好きなロジャー・ディーキンス氏のインタビューが載っている。ASCのサイトで発見。御存知のようにディーキンスは、撮影監督を務めた『ノーカントリー』と『ジェシー・ジェームズの暗殺』の2作品で第80回アカデミー賞撮影賞にノミネートされた。その二作品について詳しく語っていて撮影部でなくとも読んでおいて損は無いと思う。残念ながら本賞は逃したが、撮影賞にダブルノミネートされたのは1971年のロバート・サーティース以来のことである(『ラスト・ショー』『おもいでの夏』)。英語の勉強も兼ねて少しずつ翻訳してみる事にする。かなりの意訳をしないと判り難いのでその点は悪しからず。意味がまったく判らない箇所も大分ある。原文も乗せておくので、判る方はお教え願いたい。無断転載ご容赦あれ。直接読みたい方はこちらから。

American Cinematographer: Are you a fan of Westerns?
アメリカン・シネマトグラファー誌: あなたは西部劇のファンですか?

Roger Deakins, ASC, BSC: Oh, yeah. I felt No Country was the nearest a contemporary film might come to a Peckinpah Western. Pat Garrett & Billy the Kid is one of my favorite films, along with The Wild Bunch and Bring Me the Head of Alfredo Garcia. Those movies are much more than the sum of their stories. They address many different themes, and I feel Jesse James and No Country are in that same vein.
ロジャー・ディーキンス、ASC、BSC: ああ、はい。 私は、『ノーカントリー』がペキンパーの西部劇から生まれた近年のある映画と最も近いものであると感じました。『ガルシアの首』『ワイルドバンチ』と共に 『ビリー・ザ・キッド/ 21歳の生涯』は私の好きなフィルムのひとつです。 ??それらの映画はそれらの話の合計よりはるかに多いです。それらは多くの異なったテーマを記述します、そして、私は『ジェシー・ジェイムスの暗殺』『ノーカントリー』もそれと同じ傾向であると感じます。

A.C.: There are also a few shots in Jesse James that call to mind the films of John Ford ― frames within the widescreen frame that highlight specific visual elements.
また、『ジェシー・ジェイムスの暗殺』ではジョン・フォードの映画の神髄と呼ばれるもの―特定の視覚要素を際立たせるためのフレーム内フレーム―をいくつか撮りましたね。

Deakins: Andrew Dominik and I talked about that a lot, so I was always looking for those opportunities ― tracking through doorways and using windows and other scenic elements to break up the wide frame. There are also a number of shots where we dolly past a character. I always used a dolly for those shots, because in general I don’t like to use zoom lenses unless there’s a very specific reason for it.
ディーキンス: アンドリュー・ドミニクと私はそれに関して大いに語り合いました。私はいつもその機会を探していました。―ドアをくぐっての移動や窓の利用や諸々、ワイドフレームをうち壊す要素をです。また、多くのショットで私たちは登場人物を越えて移動しました。 私はそれらのショットにいつもドリーを使用しましたが、私は通常、特別の理由がない限り、ズームレンズを使用するのが好きでないからです。

A.C.: You shot both pictures in Super 35mm. Why did you choose that over anamorphic?
あなたは両方の映画をSuper35mm撮りました。 あなたはなぜアナモフィックでなくそれを選んだのですか?

Deakins: I prefer Super 35 because it allows you to use short focal-length lenses. I also like the scale of that format ― the intimacy ― and the texture of the film grain. In some cases I find anamorphic to be almost too clean, too grain-free and pristine.
ディーキンス: 短焦点レンズを使用できるので、私はSuper35が好きです。 また、私はその形式(親密さ)のスケール感とフィルム粒子の質感が好きです。 いくつかの場合では、アナモフィックはほとんどクリア過ぎて、粒子がなく新品のようにみえます。

A.C.: Jesse James is a traditional period Western and No Country is set in the contemporary West, but the films seem to address similar themes.
『ジェシー・ジェイムスの暗殺』は西部劇然とした西部劇ですし『ノーカントリー』の舞台は現在の西部ですが、フィルムは同様のテーマを語っているように思えます。

Deakins: That’s interesting, actually. Andrew Dominik is a really meticulous guy, and he did a lot of research for Jesse James, which is based on a fantastic novel by Ron Hansen that’s full of detail and really sets you in that world. Andrew was always saying, ‘We’re basically making a Victorian Western.’ The West of Jesse James was not like most movies you see about that era. Times were changing, and things were becoming much more modern. No Country is thematically similar in some ways because it’s also about the changing of the West. Sheriff Bell [played by Tommy Lee Jones] is kind of lost because the criminal world has changed so much beyond his imagination ― he can’t understand it anymore. I think there’s a really good parallel between James and Bell, because neither can really function in the modern world. They’re aging, they’re thinking about death, and they’re struggling to understand what’s going on around them.
ディーキンス: それは実際興味深いものです。 アンドリュー・ドミニクは本当に注意深い人物であり、彼は、『ジェシー・ジェイムス』のために多くの調査をしました。(『ジェシー・ジェイムスの暗殺』は、詳しく調べられたロン・ハンセンによる素晴らしい小説に基づいていて、あなたを本当にその世界に誘い込みます。) アンドリューは、いつも「我々は基本的にビクトリア調の西部劇を撮っているんだ。」と言っていました。『ジェシー・ジェイムスの暗殺』の西部はあなたが見るその時代についてのほとんどどの映画にも似ていませんでした。 時代が変わってしまいました、そして、いろいろなことははるかに現代的になっています。 ある点ではそれが西洋社会の変化に関するものであるので、『ノーカントリー』も主題的に同様です。 犯罪社会が彼の想像を遥かに超えて変わってしまったので、保安官ベル(トミー・リー・ジョーンズが演じた)はある意味、途方に暮れています―彼はそれ以上それを理解できません。 どちらも本当に今の世の中では生きられないので、私は、ジェームスとベルの間には、本当に良い類似があると思います。彼らは歳をとり、死について考えています、そして彼らは何が彼らの周りで起こっているかを理解しようと抗っています。

A.C.: Jesse James was your first project with Dominik, whereas you’ve worked with the Coens many times. How different were your working relationships with the directors?
『ジェシー・ジェイムスの暗殺』はドミニクとのあなたの最初のプロジェクトでしたが、一方あなたはコーエン兄弟と何度も仕事しています。 監督たちとのあなたの仕事上の関係はどれくらい異なっていますか?

Deakins: Very different. I’ve had a very long relationship with the Coens, so after prep we don’t really have to talk that much about day-to-day stuff. If we discuss anything, it’s the order of the shots rather than the shots themselves. Once we set the camera up, either Joel or Ethan will offer his suggestions, but we basically already know how we’re going to cover the scene. They storyboard everything, and they’re very precise. As a result, I feel their films have a sort of picture-book style of presentation.
ディーキンス: 非常に異なります。 私にはコーエン兄弟との非常に長い関係があるので、準備の後では、私たちは本当にその日その日の素材に関して話す必要はありません。 私たちが何かについて議論するなら、それはショット自体よりむしろショットへの注文です。 私たちがいったんカメラをセットアップすると、ジョエルかイーサンのどちらかが注文を出しますが、私たちは既にどのように場面を取り扱うかを基本的に知っています。かれらはすべてストーリーボードにして、しかもそれらは非常に正確です。 その結果、私は、彼らのフィルムにはある種の絵本スタイルの紹介があると感じます。

Andrew, on the other hand, spends a lot of time considering things before, during and after we shoot them. He really ponders and agonizes. [Laughs.] It was a much more intense way of getting to the point you want, and it was more about being instinctual on the day. That said, we did do a lot of planning for certain key shots.
一方、アンドリューは考えることに多くの時間を費やします。私たちがそれらを撮影する前も、している間も後にも。 彼は本当に考えあぐねてのたうち廻ります(笑)。それはあなた方が想像するよりもはるかに激しい方法でした、そして、そのような日には更に本能の赴くままになります。 言うなれば、私たちはある主要なショットのための多くのプランを立てるということです。

A.C.: What were your main locations?
主なロケ地は何処でしたか?

Deakins: On Jesse James we shot mainly in Calgary, Edmonton and Winnipeg. The scouting was pretty intensive because the movie had a lot of variety in terms of locations. We also needed snow for certain scenes, and during the shoot we were always adjusting our schedule to accommodate that. We were after a very particular look, and some of these locations were miles and miles apart. For some of our city streets, the only places that really worked in Calgary and Edmonton were these historic towns that looked a bit like Disneyland pavilions. Those suited our purpose for certain interiors and small exteriors, but Andrew really wanted to create a sense of modern Victorian streets, and we had to go to Winnipeg for that. We also built a town up in the Rockies that stood in for Creede, Colorado, at the end of the film. It was tricky trying to find all of these locations in places that weren’t necessarily ideal.
ディーキンス: 『ジェシー・ジェイムスの暗殺』では、私たちは主にカルガリー、エドモントン、およびウィニペグで撮影しました。 ロケ地に関して映画には様々な場所があったので、ロケハンはかなり徹底的なものでした。 また、私たちはある場面で雪を必要としたので、撮影の合間にもそれに対応出来るようにいつも私たちのスケジュールを調整していました。 私たちは非常に特徴的な見え方を追い求めていました、それでロケ地のいくつかは何マイルも離れていました。 町の通りのいくつかに関して、カルガリーとエドモントンで実際に残っていた唯一の場所は、ディズニーランドの展示館にもみえるような、歴史的な町でした。 それらは部分的なインテリアと狭い範囲の外観が目的に適いましたが、アンドリューは本当にモダン・ビクトリア調の通りの雰囲気を創りしたがっていました。そのために私たちはウィニペグに行かなければなりませんでした。 また、私たちは、撮影の終わりになってロッキー山脈の麓にあるコロラドのクリードに町を建て込みました。これらのロケ地のすべてを見つけるのは、綱渡りのような試練でしたが、必ずしも理想的な場所であったというわけではありません。
No Country was difficult in another way. We shot mostly around Santa Fe, New Mexico, not because the story was set there but because of the tax breaks. We used the little town of Las Vegas, which is east of Santa Fe, for most of the night scenes in town, but it was a struggle to find locations that would match places like Eagle Pass, Texas. We shot in Marfa, Texas, for a week just to establish a sense of the landscape. We really had to scratch around to find the right locations, because Santa Fe does not look like Texas.
『ノーカントリー』も別の意味で困難でした。 私たちは、話がニューメキシコ周辺に設定されていたのですが、税金を安くしようと、ほとんどサンタフェ撮影しました。 私たちは町の夜の場面の大部分はサンタフェの東にあるラスベガスの小さな町を使用しましたが、イーグルパス(テキサス)のような場所に見合うロケ地を見つけるのは大変な努力でした。 私たちは、景色の違いを確かにするために1週間テキサスのマラファで撮影しました。 サンタフェはテキサスとまるで違うので、私たちは適切なロケ場所を見つけるために本当に周囲をしらみつぶしに探さねばなりませんでした。
(つづく

category: R・ディーキンス Roger Deakins

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