10/ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30./12

カメラマンの覚え書き/サイズ。[Who decide the frame size.] 


2008.04.26(Sat)

カメラを何処に構えるか決めるのはカメラマンの仕事だが、画面のサイズを決定するのは最終的には演出家の仕事であろう。何故なら、サイズの変化はその画面にリズムをもたらすが、繋がれた(或いは繋がれないままの)画は一種の文体であり、その語り口を決めるのが演出家の仕事であるからだ。
しかしながら画面に捕らえられた被写体の画面に対する大きさを何が決めているかと問われても、一概にこれだ、とは説明出来ない。そこには撮影の全ての要素が絡んでくるからだ。撮影目的や意図は無論のこと、カメラを置く位置、選択されたレンズ、フレーミング、被写体の状況、突然の思いつきetc。前後の繋がりによってサイズが決まるかと言えばYESともNOとも言える。カメラマンと監督との微妙な関係も作用する。計算したとおりのサイズをカメラマンに要求する監督もいれば、ほとんどお任せの監督もいて、千差万別。サイズの決め方に決まりがある訳ではない。
CFの場合は撮影前に画コンテが作られていてそれに則って撮影していくので大抵の場合はそのサイズは事前に決まっているが、画コンテはあくまで絵であるからその絵の通りに撮影出来ることなど先ずない。コンテに指定されたサイズであっても具体的にはカメラマンがある程度は決めていくから、そのサイズにはカメラマンの個性が出てしまう。何時であったかあるCF撮影で、当時人気絶頂だった女優(今でも一線級で、映画にも何本か出ていますが)のアップを撮ろうとしたが、余りに表情に乏しくて画にならないので引きサイズだけでその場面を済ませたこともある。
かつては映画なら映画の、TVならTVのサイズの取り方があったが、今はその“出口”はひとつではないのでそれに縛られることは何ら意味をなさない。映像が生活と密接に結びついてしまった現代においては観客の画に対する感受性も一様ではない。今や(所謂モンタージュの)セオリーなどは何処にも無いと言っていい。結局(演出家も含めて)撮影者が被写体と向き合うその距離感以外決め手は無い。カメラマンとしてわたしが心掛けているのは、見せたいものを如何に効果的に見せるか、意味を失っていないか、その手立てを演出家が一緒になって楽しんでくれるか、後はどう繋がれてもいいように(リサイズも含めて)気を配ることである。
My attitude as the cameraman is how do I shoot the subject that I wants to see effectively, not to lose the meaning or a director can enjoy with me the way I chose. And I'll pay attention to not be unnatural however it is edited ( including resize ).

category: カメラマンの覚え書き Notes of Cinematographer

trackback(0) | comment(0) | 記事編集

go page top

« カメラマンの覚え書き/立ち位置。[Standing position.]  | h o m e |  RED ONEの現状。[RED ONE NOW.] »

コメント

go page top

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://cinemato.blog23.fc2.com/tb.php/218-e95dc94f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top

FC2 Blog Ranking