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『2012』 


2009.11.26(Thu)

2012-2.jpg
良くも悪くもハリウッド映画の今の水準を示している作品である。上映に先立って『アバター』の予告編も観たが、同じような印象を受けてしまった。綿密に調べられたマーケティングによって導かれたストーリーテリング形式はその場限りのアミューズメントとしては最高のものには違いない。後は題材の新奇さの勝負というところだろうか。であるから、内容に関しては語るべきことはほとんど無い。突っ込みどころ満載であるが、そもそも、現代のように通信が驚くべき発展を遂げている世界で、4年もの間地球規模の秘密が一般に知れ渡らない方が可笑しい。秘密が無いと物語は進まないのだろうが・・・。主人公がインド人科学者と家庭に問題を抱えた売れない作家。最後の合衆国大統領は黒人。物語で重要な役割を果たす地は中国。その中国で唯一顔が見えるのはチベットの人たち。世界情勢をそつなく配置して臆面も無い。
あえてDLP上映で観たが、ジェネシスというデジタルカメラで撮影された映像はCGに良くマッチする。驚異的なのはそのCGの精密さである。画面の隅々まで手を抜いたところが無い。米粒にしか見えない人ですらちゃんとリアルな動きをしている。これが現在の最高水準である。(ちなみに、今のところ日本映画はそれに到底太刀打ち出来ない。であるなら目ざす方向はこっちではないだろう。)
とは言えまだまだ不満が残るのも事実である。実写には到底及ばない。レイヤーが圧倒的に足りないのだ。少なくとも空気感を表現するまでには至っていない。技術者としては見せたいのはやまやまなのだろうが、総てがクリアーに見えてしまっているから、画がどうしてものっぺりとしている。日本のアニメの方がそこら辺は余程巧いような気がする。
ツイッターでは☆☆☆を付けたが本当は☆☆ぐらいがいいところである。VFXの凄さとその限界を見せてもらったことに☆を追加した。

category: 映画のはなし About Movies

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