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『母なる証明』["Mother"] 


2009.11.12(Thu)

sub6_large.jpgmother
荒野を彷徨う中年女性が突然静かに踊り出す。この祈りにも似た不可解な導入部から、われわれはこの映画が只ものでは無い事に気付かされる。母は歪んだガラス戸を隔てて明るい通りにいる息子を覗き見る。その母の背後には奥深い闇がある。母はとても切れそうには見えない刃物で薬草をザクザクと切る。完璧な映像設計。そして母親を演じるキム・ヘジャの顔を見るがいい。
ポン・ジュノの新作は顔の映画である。誰もがその表情の奥に何かを隠し持っている。母だけでなく、知的障害のある息子(ウォンビン)、その友人(チン・グ)、無惨にも殺された少女。本作はいつになくアップが多い。無垢であるかのような瞳の奥にある邪悪。邪悪であるが故に聖にも転化しうるもの。カメラは執拗にそれを見つめるのだ。弱者に注ぐ眼差しも容赦がない。そこはかとないユーモアに縁取られたミステリーはやがて神話的様相を帯び始める。ヒッチコックというよりはコーエン兄弟の作品が最も近いのかも知れない。交通事故のシーンは彼らへのオーマジュのようにも思えた。
ラストの掟破りの荒っぽい映像に誰もが心ざわつかせるはずである。
このところの韓国映画の異様な力強さは何処から来るのだろう。それに比べて・・・。

category: 映画のはなし About Movies

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