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破綻こそ面白い。[Only failure is interesting. ] 


2009.11.05(Thu)

今日は我が師匠である押切隆世氏がパナソニックの新しいカメラP2Varicam(AJ-HPX3700G)と同時にRED ONEで撮影したものの比較映像が見られるということで、品川まで出かけて来た。プロダクションを対象にしたワークフローのセミナーの一環であったため、見知ったプロデューサーもちらほら。
デジタルワークフローの話はここでは触れない。カメラのインプレッションについて書こうと思う。結論から言うと、パナソニックのカメラは1080にも関わらず、4KのREDに比して遜色ないどころか、遥かにきれいな映像を提供することが出来る。3CCDを採用したことによってであろうか、カラースペースはRec.709基準とほぼ一致している。(REDが青には極端に弱いことは周知の通り。)つまりは色の偏りがほとんどないと言うことである。新たな圧縮技術を採用したコーデックAVC-Intraは滑らかな映像を創り出している。ラティチュードもREDよりかなり広そうである。感度もノーマルで640あるのでノーライトでも日没ギリギリまで撮影出来る。実に奇麗な映像で改めて日本の技術力の高さに目を見張る。
だが、へそ曲がりな私は思うのである。何かが足りない。いや。もしかしたら何かが過剰なのかもしれない。味と言ってしまってはかなり曖昧だが、数値では測りきれない以上の何かを感じることが出来なかった。極めて心理的な(もしかしたら個人的な)ものかもしれないが、カメラで全て処理で来てしまうと言うことは即ち、人の介在を完全に排除してしまうことでもある。破綻のない映像は出来上がるだろう。だがそこに人に感応する何かは生まれない。映像と言うのは破綻してこそ魅力的なのであると断言しては言い過ぎなのだろうか。
わたしは時々乱暴なことを考える。

追記:今時センサーが2/3”と言うのも解せない。3CCDだから画素的にはそれで十分と考えたのであろうか。それとも技術的な限界なのであろうか。レンズマウントがPLでないことも減点である。P社はいつも“寸止め”で損しているように思えるのだがそれは高望みと言うものか。

category: 日々是好日 Days

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