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『幸せはシャンソニア劇場から』["Faubourg 36"] 


2009.10.15(Thu)

シャンソニア

『ニュー・シネマ・パラダイス』のようなハートウォームな話が好きだったら観て損はない。潰れかかったミュージックホールを再建する話を軸に、父子の情愛、恋と裏切り、深い友情などが過不足なく描かれている。舞台となった1936年はちょうど現代にも通じる大恐慌の真っ直中である。登場する人物が誰も彼も善人過ぎるが、今と言う時代を考えると、それはそれで極めて健全な発想であるのだろう。ビゴワル役のジェラール・ジュニョやカド・メラッド、ピエール・リシャールなど芸達者に混じってジョジョ役のマクサス・ペラン、新星ノラ・アルネゼデールが花を添える。
残念ながら近年のフランス映画に往年の雰囲気は期待できない。確かにフランス語を喋ってはいるがどう観ても最近のハリウッド映画のようである。撮影がイーストウッドでお馴染みのトム・スターンだからではあるまい。(いくつかのシーンで黒が浮いていたのが気になる。)人物造形が典型にすぎる。キャメラも芝居をしていない。表舞台の華やかさと裏舞台の猥雑さが対比的に描かれていたならもっと楽しめたと思う。
とまれ、フランスの芸術・芸能面の成熟ぶりはこのような場末の劇場が育てているのだろうと合点した。温かい気持ちになれることは請け合っていい。
恵比寿ガーデンシネマにて。

category: 映画のはなし About Movies

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