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『空気人形』 


2009.10.03(Sat)

空気人形
人形が心を持つというモティーフはさほど珍しいものでもなく、それにはあまり触手が動かなかった。しかしながら撮影監督がリー・ピンピンと聞いて、東京をどのようにして切り取っていくのかは興味の湧くところであった。思いの外、当たり前に撮られていて拍子抜けしたのだが、東京でない何処かの都市でも、そこに暮らす人々は同じように孤独で、その欠落を埋める為に何かを代用したり倒錯したりしているはずである。殊更東京に拘る必要のないテーマを寓意として扱っているので、それはそれで潔い選択であったと思う。
左右対称に見開かれた大きな瞳や華奢な身体、そしてその的確な表現力でぺ・ドゥナは“空気人形”になりきっていたように思える。彼女がいなければこの映画は成立しなかったのではないだろうか。更に言えば、恋した相手(ARATA)から息を吹き込まれるシーンのエロティックさは息を呑むほどで(洒落じゃない!)、同時に美しく、優れて映画的な表現になった。それを観るだけでもこの作品の価値はある。
総体として有益なものとして存在していたものが、その中身を抜かれ、抜け殻はゴミとして捨てられる。しかしながら、我々はもともと等しく空虚な存在であり、他者との関係性において、はじめてその空なるものを埋めているにすぎないではないか。ラストのゴミ置き場の美しさ、切なさの意味を現代人は問い直すべきであろう。
合成シーンの精度の悪さは狙いなのだろうか。そうであるなら、キャメラマンの眼から見ると的をはずしていると思うが・・・それだけが残念である。
新宿バルト9にて。

category: 映画のはなし About Movies

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