10/ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30./12

テレシネ/カラコレ。[telecine/Colour Correction.] 


2008.10.22(Wed)

最近では撮影前に仕上がりのトーンをどうするかと言う話はなかなか出て来ない。テレシネ時に行うカラーコレクションの精度、自由度が上がったためで、現場で工夫するよりは時間的な節約に成ると考えられているのかも知れない。しかしながらライティングによってはその調整幅は多いに違ってくる。いきおい、ノーマルなライティング(全階調を再現する)になってしまう。それは現場からモノを作る楽しみを半ば奪い取ることになるわけで、成る可くなら、事前にスタッフ間の意思統一を図っておくべきだろう。後から言われてどうにもならないことは多々あるし、撮影後に(CDや演出家の狙いとの乖離によって)フラストレーションを溜めたくもない。
我が業界ではあたりまえのように撮影終了後のFtoT時にカラーコレクションをする。これなどもクリエイティブ的に見ると、何故、編集前に全部やらなければならないのかが解らない。二度手間になると考えられているのかも知れない。カメラマンのスケジュールの問題もあるのだろう。だがそれにも増して、おそらくは、対クライアントや仕上がりをイメージ出来ない演出家(それじゃ素人じゃん!)のためにある制度だろう。しかしながら映像というのは繋がりによってトーンや色の見え方は違ってくるものでもある。編集意図によっては(明暗や色の)強弱の付け方も違ってくる。つまり編集前に出来るのはトーンや色を揃えることだけである。それではクリエイティブな作業とは言いきれない。何れにせよ編集後に多少也とも色調整は(カメラマンと関係なく)なされるのであるから、その時点でカラコレをした方がより創造的尚かつ効率的ではないかと思う。CM業界では不思議な慣例がけっこうまかり通っているけれど、これなどは撮影担当者として常々疑問に思っていることのひとつである。

category: カメラマンの覚え書き Notes of Cinematographer

trackback(0) | comment(0) | 記事編集

go page top

« フォーカスマン。[Focus puller.]  | h o m e |  カメラマンの覚え書き/映像演出。[Image direction.] »

コメント

go page top

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://cinemato.blog23.fc2.com/tb.php/157-f16e571a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top

FC2 Blog Ranking